震える心へ

―自分が自分であり続けるために―より良く、より自分らしく生きるためのヒントになる話を考え付く限りの角度から話していきます。

こんな会社にピンと来たら要注意

こんばんは、YUKISHIBAです。
今回は数多くの苦い思い出や苦悩の素になっている仕事選びについてお話しします。


皆は就職や転職(雇用形態によらず)の時に「ピンときた」経験はありますか?


「ピンとくる」ことは自分が望む方向に進むうえでも、自分を守るうえでも有益です。
しかし「ピンとくる」にはそれ相応の経験か知識が必要になるでしょうから、
恐らく新卒や多くの”真面目に生きてきた”人は求人情報で「ピンとくる」ことはないのではないでしょうか。



今は求人サイトや転職エージェントが本当に増えました。

ITやクリエイターなど特定の職種に特化したものや20代の転職に特化したもの、
ニートのための求人サイトを謳うものまで本当に個性豊かになりました。

私は特定の職場に長く居続けるのが性に合わないのか、
転職の回数はそれなりに多いです。
多いので途中からもう履歴書に全部書くのをやめたぐらいです。
あまり多いと面接相手がビビるでしょうから←


そんなこともあってか求人情報の見方はかなり身についたと思います。
ただでさえ多い転職の数の数十倍にもなる求人情報を見ているわけですから、当然と言えば当然ですね。

なので求人情報から、そこには書かれていない裏の情報を解釈・読み取る目は養われたと思います。

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今回はそんな私が自身の経験から学んだ、
「こんな求人情報を見たら避けた方が身のためになる」会社の特徴についてお話しします。


騙されたような気分だけが残る残念な就職・転職をしてしまう人が後を絶ちません。
広告を見た時はいかにも魅力的に見えたのに、入ってみたら何か全然違った…
何故このような苦い結果になるのでしょうか。

それは会社を見破るヒントを知らないからです。


とは言っても求職中の段階で会社の込み入った情報ついて知る手がかりはほぼありません。
そんな求職者について貴重な情報源が求人広告です。


危険な会社の見抜き方は多くあると思いますが、
ここで紹介するのは恐らくは最も簡単で、
必要なのは求人広告の情報だけです。

しかも就職・転職以外にも人間関係で幅広くいかせる方法です。



本題の前に注意ですが、
今回お話しするのは私の経験に基づく求人の見分け方です。科学者風に言えば「サンプル数1」でございます。

絶対でもないし全てでもありません。
しかしそれはあらゆる危険な求人の見抜き方に言えることです。
その点を理解したうえで参考にしていただければと思います。


それではお話していきます。

広告で見抜けるのは要注意企業だけ

まず前提として求人情報から会社を見極める時、
「良い職場かどうか」を見分けようとはしてはいけません。
求人情報から見極められるのは「避けるべき職場」だけです。

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当然ですがどんな会社でもいい人材が欲しいので、
自分の会社がなるべくいい会社に見えるようにアピールします。
どの会社も色々な甘い誘い文句で求人広告を埋め尽くします。

なのでアピールポイントを比較して会社の内側を見抜くのは限度があるのです。
反対に会社のデメリットはそんなアピールポイントの中に見える綻びとして表れるので、
批判的な目をもって求人に向き合うことから見抜くことが出来ます。


「風通しが良い」「やりがいがある」「社員を大事にする」
「誰でもできる」「休みをしっかり取れる」
こんな誘い文句を信じるのは簡単ですが、
この文面だけでこれらの真偽を判断するのはほぼ不可能です。

その代わりに他の部分に綻びを見つけることで
これらの誘い文句との矛盾を突くことは可能です。


そして幸いなことにこうした甘い文句の矛盾を見抜く方法は多くの方が考えており、
色々な角度から危険な会社を見抜くことが出来ます。
しかしその数々の知恵は悪い会社の甘い餌に騙された数々の苦い経験があります。

私がお話しするのもその一つです。

私の苦い経験が皆にとって役に立つ知恵になればと思います。

要注意企業の最も簡単な見抜き方


見抜き方はとても簡単です。


それは、
無料求人しかない会社です。


冒頭で紹介した通り求人サイトは非常にたくさんあります。
こんなにいる?というぐらいありますね。
求職者側も会社側も色々な事情を抱えています。
そこに市場としての価値を見出したのが求人サイトの運営会社だからです。


そんな求人サイトの中には格安の費用で求人広告を出せるサイトもあります。
しごっとさっがしーはイーn…
名前を出すと批判になるので伏せますが、ええ、ある時期からやたらめったらCMを打ってるあれです。
見やすくするためにここではI社と表記しておきます。



当然と言えば当然ですが求人サイトもビジネスなのでどこからか利益を得る必要があります。
その主な収益源は広告の掲載料です。
一般的には定期的に固定で広告料を支払う必要があるのです。

I社はこの広告掲載料が無料なのです。
I社について調べてみると分かりますが、I社では広告掲載料がかからず、広告を求職者がクリックすることで料金が発生する仕組みです。

そのため他のサービスに比べて格安で求人広告を出せるのです。
更にI社のみでの掲載は勿論、自社ページや他の求人サイトに掲載している広告も掲載することが出来ることから、
I社は国内最大級の求人サイトとなっています。


このI社ですが、使ったことのある人ならわかると思いますが、とても便利なのです。

色々な求人サイトの広告を一つのサイトで見ることが出来るし、それプラスここにしか無い広告も見れる。
何を検索しても大体ヒットする。

お互いにとってメリットで一見何も問題が無いように見えるかもしれませんし、
実際便利です。

しかしここで私が問題にしているのは
I社のような無料(格安)求人サイトにしか求人が無い会社、或いはそれプラス自社ページしか無い会社です。

社員は会社にとって「命の水」

あなたは水を得るためにどのくらいの時間やお金をかけますか?
日本に住んでいる方なら恐らく大した時間もお金もかけないと答えるでしょう。
日本にいる感覚で考えていれば自然なことです。

ですが、もしあなたが砂漠のど真ん中にいたとしたらどうでしょう。
水が無ければたちまち動けなくなってカラッカラの骨になってしまいます。

あなたは砂漠のど真ん中では可能な限り早く水を確保するため、
水を探すことを最優先するでしょう。

砂漠においては水はとんでもなく価値の高いものです。
水を探すことに殆どの時間を使い、
お金をふっかけられても買うでしょう。

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会社にとって生命線は顧客です。
しかし人材がいなければそもそも顧客も得られません。
顧客がいたとしてもそれに見合った数・質の人材がいなければ顧客は離れていくでしょう。
つまり会社にとって人材は生命線です。

まず何より先に人材が得られなければ会社は生命維持が出来なくなり、
いずれ人知れず骨になってしまうでしょう。


あなたがもし砂漠にいたら、
「水欲しいなぁ…でも探すのめんどっ。誰か来るのを待つか」となりますか?
「喉が渇いて死にそうだ…でも高いなぁ…日本だったらタダ同然で飲めるのに…やっぱお金もったいないや」となりますか?
この非常時にそんなことしませんよね?


しかし会社が求人広告料(ひいては採用活動費)をケチるということは、
それをやっているのと同じことなのです。

つまり、「人足りねぇなぁ…でもそれしきのことにお金かけたくない…」と言っているようなものなのです。


求人広告を出すということは人材が足りないということで、
このままでは会社としての命が危ぶまれる状態だということです。

この会社にとって人材は「命の水」です。
貴重で、非常に価値がある存在のはずです。
その「命の水」を得るためのお金を出し渋っているということが、
一体何を意味するのか。


社員が会社にとって「命の水」であることを理解していないか、理解した上で「命の水」を安く買い叩こうとしている。
どちらにせよ、その会社が社員を低く見ているということは明らかです。
そんなに資金を出すほどの価値は無いと考えている証拠です。

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社員を安く見ている会社に入るとどうなるでしょうか。


まず会社は一貫して「雇ってやっている」という態度でかかってきます。
その会社にとって社員は駒です。
会社のためだけに自由に操れる存在だと思っています。

そして社員の生活も健康も関係なく、
全て会社の都合で自由気ままに処遇を決めます。
買ったばかりのマイホームがあろうが妻が妊娠中であろうが構わず遠くへ転勤させ、
当然の権利であるはずの有休を取っていいタイミングさえ会社が決める。


「クビにしてもいいんだぞ?それが嫌なら言うこと何でも聞け」と、
はっきりは言わなくても行動と態度で示してくる。

社員の価値を安く安く考えているからこそ出来る芸当ですね。


私が最近入った会社はこれに当たります。
入ったばかりで有休がまだ取れないので、有休に関しては不明ですが、
社員を駒としか見ていないと確信した経験はあります。

そしてこの会社はI社と自社ページでしか求人を出していませんでした。

様々な選択の指針になる「お金の壁」

今回お話しする方法は自分の経験に基づくと冒頭で言いましたが、
たった一回の就職失敗談のみに基づいている訳ではありません。


「お金の壁」という考え方があります。

一般的にはサービス運営においてあえて料金を設定することで人をふるいにかけ、一定以上の質を確保しようという考え方として使われます。
しかし「お金の壁」はもっと幅広い意味を持つと考えています。
というより幅広く応用が利く概念だと考えています。

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そもそも有料にすると何故お客の質を確保できるのか。

かつては有料での提供が当たり前だったものが現代になって無料化が進んだ例は多くあります。
音楽や漫画、映画がいい例です。
違法性の問題はあるものの、お金を出さなきゃ手に入らなかったものがパソコンで調べるだけで簡単に手に入る、
そんな圧倒的な新技術は熱烈に歓迎されました。

するとどうなったか。
その商品を手に入れるためにはお金を払うという常識が崩壊しました。
「漫画に金を出すなんてばからしい」と言いながら(旧)漫画村で漫画を読み漁る人間の出現です。


本来価値があるものとわかっていながら対価を払わずにそれを得るということが一般的になったのです。
漫画を読みたければ本屋ではなく漫画村
音楽を聞きたければCDショップではなくYouTube
映画を見たければ映画館ではなく海賊版サイト……


ですが一方ではそんななかでもきちんとお金を払って商品を買っている人もいます。
何故彼らは無料でも視聴できるものをお金を出して買うのでしょうか。

それは彼らがその商品にそれだけの価値を見出しているからです。
そうでなければわざわざ買うことなんてないでしょう。

これらのことから、無料化による大きな変化は、人々の価値観を変えただけではなく、
それまでの枠組みから自由にしたといえるでしょう。
欲しくなければ買わない、欲しければ買う、それだけの価値があると思えば買うという人の他に、
気にはなるけど対価は払いたくないという人までもそれを手に入れることが可能になったのです。


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さて現代の商品やサービスを提供する市場にはこれらすべてが入り混じっているのです。
当然商売においては見合った対価を払わずに商品をせしめようとする層は質の悪い客層です。

彼らのような客層を切ることを怖れて下手に安売りしたり無料化したりすると、
当然収益が下がるのだからサービスの質は落ち、質の高い客層はどんどん離れていき、
しまいには悪質な客ばかりがのさばる結果となります。


重要なのは、価値観の通じ合う人とのマッチングです。商品を売る側はその商品に価値があると思うから値段を付けるわけです。
そしてお客はその商品に価値があると思うからその分の対価を払うわけです。
この両者には共通の価値観があります。

こうした共通の価値観を持つ人同士を繋ぐものが値段なのです。

お金(=値段)は、価値観の合わない客を弾くための壁であり、
価値観の合う人だけを招き入れるゲートなのです。

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ここまでは一般的な用法における「お金の壁」の説明ですが、この概念はもっと応用が利くものと考えています。
さて求人広告に話を戻して、
この概念を会社の見極めに応用してみましょう。


「お金の壁」という概念の中で最も重要な点は、
提示するお金がその対象に対するその人の価値観の指標になっており、
価値観の合う人同士のマッチングに利用されているという点です。

このことを応用すれば、
会社が採用活動に費やす費用は人材に対する会社の価値観の指標とすることが出来ます。広告をはじめ採用活動にかけるお金から、会社がどれくらい社員の存在を大切にしているかを判断できるのです。

有料でネームバリューのある求人サイトに広告を出したり、大学やそのほかの就活イベントに精力的に参加しているのであれば
それだけ社員の重要さを理解しているのだろうから、
社員を大切にしていると判断していいでしょう。

逆にここでケチって無料広告しか出さないでいるのであれば極端な話その会社は、
「漫画に金払うなんてばからしい」と言いながら漫画村で漫画を読み漁る人間と同じです。


だからと言ってこれを説明したところでそういう会社がやり方を改めるのは期待できないし、
相手が変わることを求めてばかりいてもらちが明かないような現状だと思います。


求職者は会社を選ぶ立場です。
自分と価値観の合わない会社は選ばなければいいだけの話です。

だからせめて、自分の自分に対する価値観を決めてください。
自分は人材として高いのか安いのか、
社員とは会社にとって生命線なのか、それともただの駒に過ぎないのか…。




ここまで付き合って頂き有難うございます。
今回は社員を下に見て駒のように扱う会社を求人広告で見分けるヒントについてお話ししました。

特定のですが、会社の価値観を見抜くヒントをあなたはもう手に入れています。あとはあなた次第です。



会社の良し悪しはそう簡単に測れるものではありません。

だからこそ、自分と価値観の合う職場に巡り合えるよう、
まずは自分の価値観をよく見直してみてください。



それではまた。


YUKISHIBA