震える心へ

―自分が自分であり続けるために―より良く、より自分らしく生きるためのヒントになる話を考え付く限りの角度から話していきます。

気の弱い人必見の心理テクニック「リフレーミング」

こんばんは、YUKISHIBAです。
今回は気の弱い人にとってとても役に立つ「リフレーミング」をテーマにお話しします。


「震える心へ」ではどちらかというとどう生きるか、どうあるべきかといった抽象的なお話が多いので、
今回はそれよりも実践的なお話をしようと思います。



フレーミングは、トラブルで感じた嫌な思いを引きずってしまったり、
きつい言い方をされてすぐ凹む気の弱い人が
いつまでも嫌な思いをしないようになる裏技としてかなり有効です。


気分が凹んだ状態を引きずるとパフォーマンスは下がるし周りの人にも心理的に負担をかけてしまうし、とにかくいいことがありません。
グサリと刺さった言葉がいつまでも意識から抜けず、ついついプライベートでも思い出してしまうあの悩みが、
ある工夫をするだけで解消できるとしたら、試す価値ありですよね。

凹みやすくて悩んでいる方は必見です。

気弱な人ほど助けになるリフレーミング

実は私自身かなり気の弱い方で、以前は少し棘のある言い方をされただけでもしばらくはそのことが頭の中をぐるぐる回る程でした。

だからよくわかるのですが、きつい言い方をされてつらいことを周りに相談しても、
相手が間違ったことを言っていない限りは味方をしてもらえるのは非常に稀です。

殆どは「言ってることは正しいから…」で終わるでしょう。


なので気の弱い人は自力でショックから立ち直る必要があります。
そういうと何とも理不尽に聞こえるかもしれませんが、
実際問題自分で自分の感情を処理する術を少しでも持っていると精神的な自立度が増して、安心感がかなり増します。

言い方のきつい人間を庇う余地はありませんが、
ただそれを責めるだけで終わるより、少しでも自分の感情をコントロールできるようになっておくと結果的に得します。
ですので敢えて「自分で何とかする」方法を紹介します。


こういう方法はたくさんありますが、
今回はその一つ、リフレーミングについてお話しします。

フレーミングとは?

フレーミングとは、物事や出来事を捉える(認識する)ための枠を広げる、または再構築することで
その物事、出来事の捉え方を改めること
を指します。


もう少し具体的に言うと、出来事を目に見える部分だけで捉えるのではなく、
もっと引いて、視野を広くして捉えてみたり、
体験した時は見えなかった部分まで思いを巡らせてみたりすることで、
その出来事に対して独自に意味づけをするのです。


海に絵の枠をかざす人

「人生万事塞翁が馬」という話でも描かれている通り、
それを体験した直後は不幸な出来事でも、その体験によって後に起こる更なる不幸を避けられたり、
その体験が無ければ得られなかった幸運な出来事が訪れたりするということが現実には珍しくありません。
それを知っていれば一見して不幸な出来事は、自分にとって意味のある出来事だったことになります。

またこの話とは少し変わりますが、
例えこの話にあるような明確な意味が無かったとしても、
世の中殆どの出来事にはそれが起こるに至った背景や理由があるものです。


ただそれを自分がちゃんと見れているかどうかの問題なのです。

ちゃんと見れていなければ何の理由もなく突然起こったと感じるような出来事も、
ちゃんと見ていれば何か原因があってその結果として起きたことが理解できるはずです。


フレーミングはこうした世の理を利用して、
自分に起こった嫌な出来事に対し、自分にとってプラスになるような意味を見出したり、
自分でも納得のいくような理由を見つけ出したりすることで、嫌な気持ちを早く静めるためのテクニックなのです。

フレーミングのやり方

概念を説明するとやや複雑ですが、具体的なやり方は割とシンプルです。

例えばあなたが何かでちょっとしたミスをした時、先輩がきつい言い方で注意してきたとしましょう。
気の弱いあなたはその言葉に傷つき、一旦は凹むでしょう。
しかしそれだけで終わらせるのではなく、
「先輩が何故あんなにきつい言い方をしてきたのか」を想像してみるのです。

黒板と豆電球

すると「もしかしたら先輩は今朝家族と喧嘩してきたのかもしれない」
「もしかしたら先輩の飼ってるペットが危篤なのかもしれない」
「もしかしたら平常心が保てないくらい体調が悪いのかもしれない」
などいろいろな理由が考え付きます。

そうすると、あれだけ怖くて嫌だった先輩の注意に対し
「そんなことがあったらまぁしょうがないな」と思えてくるのです。


これは自分が直接見れる範囲の外まで認知の枠を広げることで、
「先輩が自分にきつい言葉で注意してきた」という事実の全体像をとらえるためのリフレーミングです。
これをすることで、理不尽で怖いとしか思えなかった先輩の言動が
十分な理由に対する自然な結果だという風に変わるのです。

原因がわかるだけでも理不尽な出来事に対して驚くほど寛容になれます。

海を写真の枠で切り取る女性

気の弱い人が自分に対する攻撃的な態度を人一倍恐れる原因の一つには、
彼らがその攻撃的な態度を攻撃性の程度だけで判断していることが挙げられます。
きつい言葉をかけられて過剰に凹む人は、相手のきつい言葉を
自分にとってきつい言い方かどうかで判断しています。

つまり自分が直接見れる範囲だけでその出来事を判断しているのです。


フレーミングではそういった認識の枠組みを超える(あるいは作り直す)ことで
その出来事をより多角的に判断することが出来ます。
それによって何故その攻撃的な言動に至ったのかを考えるようになり、
より客観的に出来事を捉えることが出来るようになります。

その結果相手のその言動に対して寛容になれるのです。



重要なのは、このようにして考え付いた理由に対して自分が
「じゃあしょうがないな」と納得できていることだけです。

ですから考え付いた理由が事実でなくても、
真偽を確かめる術が無くても問題はありません。


普段きつい言葉などで人一倍凹みやすい人が立ち直りを劇的に早くする目的であれば、
自分が凹んだ出来事を想像を通して多角的に捉えることで、
「こんなことがあれば自分にああいう言動をするのもしょうがないよな」と思えるような理由付けが出来れば十分です。

掌に花を乗せる女性


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

私自身リフレーミングを実践し始めたばかりであまり習熟はしていませんし、
まだまだ凹んでからリフレーミング開始までに時間がかかってしまいます。
しかしそれでもリフレーミングを取り入れてからはストレスの処理が劇的にしやすくなりました。

以前は少しばかり棘のある言葉を一言かけられただけでもその日1日は凹んでる程打たれ弱かった私でさえ、
今はちょっとしたことなら殆ど気にしないし、
以前なら1週間ぐらいは引きずっていたことも1~2日程度で処理できるようになったので、
フレーミングは本当に効果のあるメンタルケアテクニックの一つだと思います。


フレーミングに関してはもっと詳しく書いている記事もありますが、
今回は打たれ弱い性格故にちょっとしたことで凹む機会の多い人が、
日常的にできるひと工夫で立ち直れる方法を紹介する目的で
そこに的を絞ってあえてライトにお話ししました。


また今回は少々久しぶりの更新となりました。
近頃やることが立て込んで更新が空きがちになっていますが、
その分より一層身になる記事を書けるよう精進していきますので、
どうぞ今後もよろしくお願いします。


それでは、また。


YUKISHIBA